ベトナムのドクちゃんには子どもがいる?!結婚相手の妻(嫁)と現在について調査【徹子の部屋】

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ボテン
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こんにちは、ボテンです。

 ベトナムで結合双生児として誕生し、メディアでも大きく報じられ、日本で話題になった “ベトちゃんドクちゃん”。7歳の時に分離手術をしてから37年…ドクちゃんが『徹子の部屋』に登場するというのでとても楽しみです。

 44歳になったドクさんの子供について、婚相手の妻(嫁)や現在について調べてみました。ドクさんの人生を振り返りながら、みていきましょう。

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20万人に1人“結合双生児”のベトちゃんドクちゃん

ツーズー病院のフォン医師は、ベトちゃんドクちゃんにとって慈悲深い母親のような存在

ベトちゃんドクちゃんのプロフィール

愛  称 ベトちゃんドクちゃん
名  前 兄・グエン・ベト(Nguyen Viet) 弟・グエン・ドク(Nguyen Duc)
生年月日 1981年2月25日

🟡下半身がつながった結合双生児で生誕。

🟡1988年7歳の時に、ベトナム医師団と日本赤十字の医師団により、ホーチミンのツーズー病院で分離手術が行われた。15時間に及ぶ大手術は成功したが、ベトさんは手術前に患った脳症で、寝たきりの状態が続く。

🟡1989年~1996年 ドクさんは学校へ通い、その後高等職業学校 情報学科に入学。プログラミングなどを学び、病院の事務員の仕事、ボランティア活動などで活躍

🟡2006年にグエン ティ タイン テュエンさんと結婚。結婚後は兄ベトさんを引き取り、夫婦で介護。2007年、ベトさんは天国に

🟡2009年10月25日、男女の双子を授かり父親となる

🟡2017年3月3日、ベトナム訪問中の明仁上皇陛下と対面、4月からは年に数回、広島国際大学で客員教授として講義するなど、名実ともに日本とベトナムの架橋に。
現在、ホーチミン市人民委員会の 日越友好協会の委員となり、市の外交委員を担当。

🟡ベトナム・カンボジア・ラオス・ミャンマーの現地発着ツアーなどを手掛けるサザンブリーズ株式会社の平和事業部長を担当。日本へのマスクの寄付など、多岐に渡り活動中。NPO法人“美しい世界のため”の代表を務める。

ベトちゃんドクちゃん7歳 〜37年前に分離手術〜

 結合双生児とは、一卵性双生児が発生の過程でうまく分離できずに、結合したまま生まれてきた状態を指します。約5万~20万人に1組程度といわれており、同性が多く、女性ペアが3分の2ともされています。

画像元:読売新聞オンラインより

 ベトちゃんドクちゃんは多くの臓器が共有され、足は二人で2本だけでした。原因はベトナム戦争時に米軍が散布した枯れ葉剤の影響といわれています。

 弟のドクさんは「小さいときは、自分の動きたいように動けず大変だった。病気もうつしやすかった」と振り返っています。7歳での分離手術は「すでに兄(ベトさん)が病気で意識がない状態だった」。その後、ベトさんは26歳で亡くなっています。

兄ベトさんの仏壇

 分離手術に際しては「うれしさも、悲しさもあった」そうです。「常に一緒だった兄と離れてしまった寂しさと、解放されて独立した生活ができる喜びがあった」。

 亡くなった今、ベトさんに対しては「兄を慕っているし、兄の犠牲で今の私がいると感謝している。今も毎日、仏壇に手を合わせている」とドクさんは語っています。

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ベトナムのドクちゃんの結婚相手の妻(嫁)

画像元:四国新聞より
画像元:四国新聞より
画像元:四国新聞より

2006年12月16日、ドクさんはボランティア活動の際に知り合った専門学校生のグエン・ティ・タイン・テュエンさんと結婚しました。

 ドクさんの結婚は日本でも大きく取り上げられました。結婚式では「将来は障害者も働ける旅行会社を設立したい」と語っており、簡単な日本語を話すことができるそうです。

 妻テュエンさんは家庭に入り専業主婦となりました。「妻は非常に家庭的な人で、自分の家庭を大切にしていたことに惹かれました。教育機会がなかったので、教養がそれほどある人間ではないのですが、家庭のことはしっかりやってもらっています」そうドクさんは語っています。

結婚後は病院から寝たきりの兄・ベトさんを引き取り夫婦で介護していましたが、2007年10月6日、兄・ベトさんが腎不全と肺炎の併発により26歳で亡くなりました。

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ベトナムのドクちゃんには子どもがいる?!

2009年10月25日、ドクさんの妻テュエンさんがツーズー病院で男女の双子を出産しました。

画像元:四国新聞より
画像元:デイリー新潮より

男の子はグエン・フー・シー(Nguyen Phu Si)さん。富士山から命名。
女の子はグエン・アイン・ダオ(Nguyen Anh Dao)さん。から命名。

 人工授精で双子の男女が誕生しました。「障害があったらどうしよう」。そうした懸念は杞憂きゆうに終わっています。ドクさんはインタビューで次のように語っています。

結合双生児を妊娠した親は、どのような選択をした方が良いか。「障害を持つ気持ちはよくわかるが、血がつながった子であることには変わらない。私だったら産むだろう」。あらゆる価値観があるとしつつ、「ほとんどの親は、経済面や社会環境のなかで、精神的にやられてしまうことが多い。私の場合は、子どもがどんな状況で生まれようとも、必ず育てるだろう。それを何の問題なく受け入れてくれる社会であってほしい」と願う。

引用元:ABEMA TIMESより

双生児の分離手術成功25年祝う・2013年10月
ドクさん一家・2024年
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ベトナムのドクちゃんの現在

現在は2人の子供を養育し、闘病中の義母を自宅介護している

普段の仕事は病院事務

公務員ですが、賃金はものすごく低くて、日本円にすると3万円くらい。それでは生活が成り立たないので、休みの日には、いろんな副業もしています。雇ってくれるところがあれば、何でも。だから、休みの日に何かを楽しむという時間は正直ありません」

 ベトナムは昨今、日本人の旅行先としても人気が高いと水を向けると、「外国人が観光で行くのにはいいのかもしれませんが、けっして住みやすくはありません。国としては発展途上で、国際的化も進んでいますが、福祉が行き届いていないですし、障害を抱えていると、社会から置いてきぼりにされてしまいます」と答えます。

ドクさんは懸命に家族のために働いています

 「今も痛みはあります。僕たちは2人で一つしかない腎臓を分け合ったので、そもそも消化機能などに影響があったと思うんですが、最近になって排尿バッグをつけています。それを一生続けないといけない。それは非常につらいです」

 ドクさんは質素倹約に徹しています。裕福とは言えない生活ですが、2012年8月には東日本大震災の被災地を訪れたり、20年8月にはコロナ禍でのマスク不足を知ると、執行役員を務める日本ベトナム友好協会を通じて、不織布マスクも寄付しています。

 「周りを見ると、自分よりも困っている人がいる。私は経済的に豊かにはなってないけれども、日本との交流もあって、ある意味、恵まれていると思っています。困っている人はいっぱいいるのなら、そのままほってはおけないという気持ちです」

双子の子どもは16歳。日本で言えば、高校1年生に当たります。

子どもたちも日本に関心を持っています。日本に連れて来られれば、とても喜ぶとは思いますが、実際には渡航費用の問題もあります。私としては、とりあえずは元気でいてほしい。それからしっかり勉強して、安定した生活を送れるようになればと思っています。機会があれば日本で勉強できたらと思っています」

長女のアインダオさん(中)と長男フーシーさん(右)の成長を喜ぶドクさん=いずれもベトナム・ホーチミンで
長女のアインダオさん(中)と長男フーシーさん(右)の成長を喜ぶドクさん=いずれもベトナム・ホーチミンで

 子どもの健やかな成長に幸せを感じる一方で、一家の稼ぎ手として生活の厳しさや体調の不安に直面しているようです。

 子どもたちが中学生の頃、ドクさんは妻と交代で、学校や塾への送迎と入院する義母のお世話をしていたので、一日があっという間に過ぎていき、玄関前のベッドに腰かけたドクさんの表情には疲れがにじんでいました。

右足だけで乗れるように改造したバイクの後部座席に学校帰りの双子を乗せたドクさんが帰宅

 戦争終結から52年。人口の6割近くを30代以下が占め、経済発展が著しいベトナムでは、戦争は遠い過去の出来事になりつつあるそうです。

ベトナム戦争証跡博物館の枯れ葉剤の被害者を紹介するコーナーには、ベトさんとドクさんの写真も数多く展示されている
ベトナム戦争証跡博物館 枯れ葉剤の被害者を紹介するコーナー

枯れ葉剤を散布したアメリカへ〜兵隊一人一人が悪人だとは思っていない

 「当時のアメリカ政府が軍にやらせた政治的なことだと思います。枯れ葉剤の影響は私たちだけではなく、いろんなところに残っていますが、今の若い人たちはベトナム戦争の傷跡については知りません。今、世界中でいろんな不幸が起きていますが、戦争は人間が人間に対してやっていること。本当にやめてほしいと思っています」

 現在44歳になったドクさんは、大変な人生を歩んできましたが「今は幸せだ」と言っています。日本に心を寄せ、感謝の気持ちを持ち続けていらっしゃるドクさん。ベトさんに見守られながら「生きていること」「生き続けていることへの喜び」をつねづね実感されているそうです☆

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ベトナムのドクちゃんについてまとめ

 今回「ベトナムのドクちゃんには子どもがいる?!結婚相手の妻(嫁)と現在について調査【徹子の部屋】」と題し、ベトちゃんドクちゃんについて紹介しました。以下本記事のまとめです。

🟡ベトナムのドクちゃんの結婚相手の妻(嫁)はグエン・ティ・タイン・テュエンさんです。ボランティア活動の際に知り合った当時専門学校生で、2006年12月16日に結婚しました。
🟡ベトナムのドクちゃんには子どもがいます。2009年10月25日ツーズー病院で人工授精により男女の双子が誕生しました。男の子は富士山から命名したグエン・フー・シーさん。女の子は桜から命名したグエン・アイン・ダオさん。
🟡ドクちゃんは普段 病院事務の仕事をしています。公務員ですが賃金はものすごく低く裕福とは言えない生活なのだそうです。広島国際大学で客員教授として講義したり、ホーチミン市人民委員会の日越友好協会の委員として活動されています。また、サザンブリーズ株式会社の平和事業部長を担当したり、NPO法人“美しい世界のため”の代表も務めています。

 分離手術から37年。19年前に結婚し、義母の介護、双子の子どもの養育。福祉に手薄な国・社会で大変な人生を歩んでこられたベトナムのドクさんですが、平和のシンボルとして、ベトさんの分も長く生き続けてほしいと願っています☆彡

ボテン
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最後まで読んでいただきありがとうございました(^-^)/~~~

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